高齢者の食事~食事の基本〜
栄養科コラム
サルコペニアフレイルの予防に必要な栄養や間食のとり方についてお話してきましたが今回は、食事の基本についてお話していきたいと思います。
年齢を重ねてくると身体的にも変化が現れ、かむ力が衰えるだけでなく、唾液の分泌量も低下します。食事内容についても好みが変わりあっさりしたものが多くなり栄養バランスが崩れてしまうことがあります。
では、どんな食事をとれば元気でいきいきと意欲的に活動することができるのでしょうか?
食事の基本
- 1日3食しっかり食べましょう(間食はほどほどに)。
- 肉・魚・卵などのたんぱく質をとりいれましょう(野菜も忘れずに)。
- 味付けはメリハリをつけましょう(だしでしっかり味付けを)。
- 定期的に体重を測りましょう
- 主食
- 主に炭水化物を含む。脳や身体のエネルギーとなり力や体温になる。1食1品にしましょう。
- 主菜
- メインの料理。肉・魚・卵・大豆製品などのおかず。たんぱく質を多く含む。血や筋肉など身体をつくる。
1食1品にしましょう。
- 副菜
- 小鉢のおかず。野菜・海藻・きのこなどの料理。ビタミン、ミネラル、食物繊維など。
身体の調子を整え、免疫力をつける。1食1品~2品とりましょう。
- もう一品
- 味噌汁の他にも果物乳製品などでバランスを整えましょう。
上記した「食事の基本」で毎日を過ごすことが理想ですが、なかなかそうもいかない場合があります。
食欲不振などで充分食べられないときはご家族や親しい人と外食に出かけたり、冷凍食品、レトルト食品など手間のかからないものを利用したり、栄養補助食品などを上手に使って不足しがちな栄養素を補いましょう。
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