食べるスピードって?

栄養科コラム

 「噛むこと」と「満腹感」は密接な関係があります。
それは、ゆっくりよく噛むことで「満腹」のサインが脳に伝わりやすく食べ過ぎを防止できるからです。
では、自分は早食いであるかチェックしてみましょう。
1. 食事が5〜10分で食べ終わってしまう。
2. 一口で食べる量が多い。
3. 軟らかいものを好んで食べる。
4. よく噛まずに飲み込んでしまう。
5. 周りの人より食べ終わるのが早い。
6. 食べながら飲み物を飲むことが多い。
7. 歯と歯の間に食べ物がはさまりやすい。
8. 1人で食べる機会が多い。


どうですか?いくつ当てはまりましたか?
当てはまる項目が多いほど「早食い」である確率は高いですよ。
よく噛んで食べるためには、食べる環境も大切です。
例えば、一人で黙々と食べているとよく噛まないで食事を短時間ですませがちですね。
テレビを見ながらや、パソコンをしながら食事をすると食事や噛むことに集中できなくてながら食いになってしまいますよね。
そのような習慣を続けていると食生活が乱れてしまいそうですね。食べることは、空腹を満たすだけではなく食卓を囲んで一緒に食べたり、栄養のバランスを考えて食べたい物を選ぶなど、食生活として考えてみてはいかがですか?
それから「唾液」には消化を助けるだけではなく、口の中の細菌を防ぐなど重要な働きがあります。噛む回数が少ないと唾液の分泌量が減り、口臭やむし歯の原因となる細菌が口の中で増殖・繁殖します。何気なく毎日食べるとき食べ物を噛んでいると思いますが、これからは意識してできれば1口で30回を目標に噛んでみてはいかがですか?
当院では毎週水・木曜日に糖尿病外来があり専門の医師が診察をしています。
栄養相談も随時受け付けておりますので、お気軽にお申し付けください。


※栄養科コラムに掲載しておりました「80Kcalの献立」は院内広報誌「ささえあい」に掲載を移行することになりました。
  「地域連携室のご案内」のページ下部のバックナンバー(こちら)よりご覧ください。

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