栄養科コラム
厚生労働省は1日に350g以上を目標としていますが、実は意外に野菜がとれていないのが現状です。
ではなぜ野菜を食べなくてはいけないのでしょうか?
野菜はビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。
ビタミンは、体内でエネルギーに変わる手助けや老化を防止する抗酸化作用を持っています。
ミネラルのカリウム(腎機能が悪い方は注意が必要です)は、余分な塩分の排出、カルシウムは、骨や歯の形成、骨を丈夫にする働きがあります。
また食物繊維は、腸内環境の改善、コレステロールの吸収を抑える、糖質の吸収をゆっくりさせる働きがあります。
これらは栄養のバランスを整え生活習慣病や肥満の予防になるのです。
目安は野菜料理を1日5皿以上ですが、まずは毎回のお食事に野菜をつけてみましょう。
きゅうりやトマト、レタスなど洗ってすぐに食べられるものや冷凍の野菜、水煮缶の利用、忙しい朝なら野菜ジュースを補助的につけてみるのもおすすめです。
その際には偏らずに主食、主菜、副菜をそろえて彩りよく食べましょう。
野菜は四季を通してさまざまな種類があり、8月はやさいの日(8月31日)があります。美味しく食べて毎日を元気に過ごしましょう。
2019年8月 栄養科