今回は少し視点を変えて、この「お薬の話」を担当している私たち「薬剤師」の話をしようと思います。
「薬剤師」は薬学部を卒業して国家試験に合格しないと「薬剤師免許」を取得できません。
以前は、この薬学部は4年制でしたが、学校教育法・薬剤師法が改正され平成18年度入学生から薬剤師養成のための薬学教育は6年制へと変わりました。
これらの改正は、医療技術が高度化したことや、薬剤師の担う業務が拡大していることなどによるもので、実践的な薬剤師を養成するという大きな目的があります。
この延長された2年間は実践的な教育として、調剤薬局と病院においてそれぞれ11週間の実習を行い、現場で必要とされる知識や技術を習得することになっています。
当院の薬剤科でも今年度から11週間実習の学生を受け入れはじめました。
9月から薬学部5年生1名が、大学で学んできた知識を基に、薬剤師免許取得をめざして一生懸命実践的な実習に励んでいます。薬剤科内での業務をひととおり習得すると、病棟に行って患者さまのベッドサイドでおくすりのことを説明したり、退院後のおくすりののみ方などについてお話しさせていただくことになります。
まだまだ修行中の身ではありますが、緊張しながらも毎日フレッシュに頑張っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
また、何かお気づきの点やご意見がございましたらお申し出ください。 |
新薬がどんどん発売され、後発医薬品があふれる昨今、注意すべき副作用やのみあわせなどは煩雑になるばかりです。しかし、おくすりをのむ患者さまの安全のため、学生だけでなく、我々薬剤師も日夜研鑚に励んでいます。
おくすりについて不安や疑問などがありましたら、ぜひご相談ください。 |
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