有料老人ホーム

役立つ福祉の話

有料老人ホームに抱くイメージとして先ず挙げられるのが「入居一時金が高い」という事だと思います。
果たして、それは本当なのでしょうか?
特別養護老人ホーム(特養)や介護老人保健施設(老健)は大部屋であれば概ね15万円程です。
それに対し、クリニック併設の有料老人ホームは入居一時金が概ね250万円で月額の費用が20万円程となります。

この数字を見る限りでは、確かに有料老人ホームは高額です。
しかし、この入居一時金は60ヶ月に分割し償却されます。ひと月に換算しますと250÷60=4.16万円の捻出になり、月額の費用に計上しますと、約25万円になります。

在宅復帰等で途中退所される場合、最初の60ヶ月以内であれば残りの月分返金されます。 またクリニックが併設されていれば居室に医師が訪問しますので、移動の際の身体的・経済的な負担は一切かかりません。
一方、特養や老健に入所中に体調が悪くなった場合、往診医の対応に限界があれば入院が余儀なくされます。
その際、入院中でも施設への月額の支払いは継続されます。併せて入院費用も病院に支払わなくてはなりません。
治療内容にもよりますが入院費も概ね15万円程です。この金額を月額の費用に計上しますと、こちらも約30万円になります。入退院を繰り返せば、当然の事ながら特養・老健でも却って割高になってしまいます。
以上の事から、ご本人始めご家族様への負担を考えて長い目で見ると有料老人ホームへの入所も選択肢の一つであると思います。 かつては介護が主体でありました有料老人ホームも、医療体制に力を入れていたりリハビリに特化したりと利用される方のニーズに即したサービスが提供されております。

地域連携室では、患者さまやご家族様が、不安や悩みなどなく安心して
療養生活をお過ごしいただけるよう、ソーシャルワーカーが、生活上の様々な
医療相談をお受けしております。

些細なことでも構いません、心配事やわからないことがありましたら
地域連携室のソーシャルワーカーにご相談ください。

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