採血すると気分が悪くなったり、倒れそうになることが・・・

検査のお話

採血をさせていただく患者さまの中には採血の最中や採血後に冷や汗が出たり、
気分が悪くなったり、倒れてしまうなどの症状がでる方が稀にいらっしゃいます。

これらの症状は「血管迷走神経反射」と呼ばれるもので、
血液が 足りなくなって起こる「貧血」とは異なるものです。

一般的には注射や外傷などによる疼痛、恐怖・不安などの精神的動揺により誘発され、
全身の血管が拡張することで有効循環血液量が低下しておこるとされています。

注射に対する恐怖からくる過度の緊張や、体調不良、寝不足などは
血管迷走神経反射を強める原因となりますから、
病院を受診する前日はしっかりと睡眠をとって下さい。

また、採血室ではベッド上での採血も可能ですので、遠慮せずに採血担当者に申し出て下さい。

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