検査のお話
採血をするときにいろいろな採血管を見て「こんなに採られるの?」と思った方も多いのではないでしょうか。 なぜそのようにいろいろな採血管に採らなくてはいけないのでしょうか? 採血管をよく見てみると 中に液体が入っているものや白い顆粒状のものが入っているもの、 ゼリーのようなものが入っているものなどがあると思います。 採血管のキャップの色も 茶色、紫、水色、灰色、黒、ピンク、赤、黄緑色など様々です。 採血管の形も長いもの、短いもの、細いもの、太いものとまたこれも様々・・・。 この正体は血液を固まらせない薬、検査する成分の分解を阻止する薬、血液を素早く固まらせる薬などです。 検査する内容によってこれらの使用する薬が異なるので別々に採血しなければなりません。 しかし採血管1本に要する血液の量はわずかで、全量で20mlを超えることはありません。 採血管の数が多いからといって大量に血液を採られる訳ではありませんのでご安心下さい。 |