「糖尿病食」って?

栄養科コラム

 最近、テレビや雑誌などでいろいろと「糖尿病」について話題になっています。
例えば「○○を飲むと糖尿病が治る」「○○は糖尿病にいい」「○○は糖尿病に悪いから食べてはいけない」など様々な情報が氾濫していますね。
「糖尿病」を一言で表すと「インスリン作用不足による慢性の高血糖をおもな症候とする代謝疾患群」です。
治療目的は合併症発症や進展を阻止すること、つまり血糖をコントロールすることがとても大切です。
そのためには「食事療法」「運動療法」「薬物療法」を個人にあった方法で取り入れていきます。
上記のように「いいもの」「わるいもの」を断定するよりも過食や偏食をせずに
3大栄養素(炭水化物・たんぱく質・脂質)+食物繊維+ビタミン・ミネラルをバランスよく食べることが
大切ということです。
「バランスよく食べること」ってなんか難しそうに感じるかも知れませんが
野菜類を上手に献立にいれると意外と簡単に食べることができますよ。
梅雨の蒸し暑いこの時期は「蒸し魚のラビコットソース」がお勧めです。


蒸し魚のラビコットソース

材料
A)白身魚(60g)、 塩(0.5g)、 白ワイン(0.5g)
B) 玉ねぎ(20g)、胡瓜(15g)、トマト(10g)、米酢(3g)、砂糖(2g)

作り方
白身魚に塩、白ワインをふり、蒸し器で蒸します。
玉ねぎはみじん切り、 胡瓜は千切り、 トマトは角切りにして
砂糖と酢でドレッシングを作り、切った野菜と和えておきます。

Aの魚にBのドレッシングをかけて盛りつけます。
(お好みで胡椒などの香辛料を入れてもよいです)
さっぱりとしていて口当たりもとてもいいですよ。

(ラビコットソースとは玉ねぎや香辛料などを混ぜた彩り豊かなフランス料理のソースです)

当院では毎週水・木曜日に糖尿病外来があり専門の医師が診察をしています。
栄養相談も随時受け付けておりますので、お気軽にお申し付けください。

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