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栄養科科コラム
糖尿病食事療法のための食品交換表改訂について
 
2013年11月「糖尿病食事療法のための食品交換表 第7版」が発行されました。第6版から約10年ぶりの改訂です。内容は患者さまでも分かりやすいように写真や図を用いて説明がされています。
ここで糖尿病についてもう一度説明してみたいと思います。
 

糖尿病とは「インスリン作用不足による慢性の高血糖状態を主徴とする代謝疾患群」です。
糖尿病には大まかに1型糖尿病と2型糖尿病があります。
1型糖尿病はインスリンを合成・分泌する膵ランゲルハンス島β細胞の破壊・消失が
インスリン作用不足の主要な原因で発症します。
2型糖尿病はインスリン分泌低下やインスリン抵抗性をきたす素因を含む複数の遺伝因子に、過食(特に高脂肪食)運動不足、肥満、ストレスなどの環境因子及び加齢が加わり発症します。

 
糖尿病の治療目標として「生涯にわたり血糖、体重、血圧、血清脂質の良好なコントロール状態を維持することで、糖尿病合併症(網膜症・腎症・神経障害)や動脈硬化症(心筋梗塞・脳梗塞・足壊疽)を予防し、健康な人と同様に活動的な日常生活や充実した人生を送り、寿命をまっとうできるようにすること」です。
それには、食事療法を始めとした治療が適切に行われなければなりません。
糖尿病合併症や動脈硬化症の発症・進行を防ぐために「食品交換表」では治療目標と代表的な合併症の説明文を明記してあります。 糖尿病を正しく治療することの重要性が記載されているのです。
 
治療の基本である食事療法が図を用いて説明されています。そこには食事療法・運動療法を実施していなければ、たとえ薬物療法をしていても血糖は安定せず、低血糖、あるいは高血糖を繰り返すことを血糖値の動きをトレースした図で具体的に示してあります。
 
また昨年度の日本糖尿病学会において「熊本宣言2013」の教えから「糖尿病の合併症を予防するためにはHbA1cを7%未満に保ちましょう」との宣言を記載し臨床的な意義を強調しています。
適正な摂取エネルギーについても「科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン2013」に従って炭水化物のエネルギーは指示エネルギー(総エネルギー量)の50〜60%、たんぱく質は標準体重1s当たり1.0〜1.2g、残りを脂質で摂取するように記載されています。
 
食後の血糖値は主に炭水化物の量によって変動することから血糖コントロールを行う上で炭水化物の量が食事の中にどれだけ含まれているか正しく把握することの大切さが明記されています。これは極端な糖質制限食は長期的には腎症や動脈硬化の進行が懸念されることの注意にもなっています。食事に占める炭水化物の割合として「60%」「55%」「50%」の3通りの1日指示単位(指示エネルギー量)の配分例があります。
しかし、炭水化物の割合を50%にするとたんぱく質が標準体重1kg当たり1.2gを超える場合が多くあるので腎症2期以降に該当する方は使用できないことが多くまた脂質過剰につながることもあるので注意が必要であります。
 
「食品交換表」を利用するメリットとして食品分類が表として示されているため、同じ栄養素のグループ内での食品交換が容易になり必然的にバランスがとれた献立を組み立てられることができることです。
 
 
糖尿病の食事療法では毎日の食事を楽しみながら根気よく続けていくことが大切なポイントになります。「食品交換表」を理解したうえで個々の治療状態に応じた栄養配分を主治医、管理栄養士と相談しながら実践してみてください。
 
(参考:月刊糖尿病ライフ さかえ2月号)
 
 
2014年3月1日更新 栄養科
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