HOME サイトマップ 個人情報保護法について 診療情報の提供及び開示に関するご案内
医療法人社団 玲瓏会 金町中央病院
私達はチームで支えあい 地域に根ざした頼れる病院を目指します。
外来を受診される方へ
ご入院・ご面会の皆様方へ
金町中央病院の概要
交通のご案内
医療関係者の皆様方へ
ご相談・お問合せ
救急
リハビリテーション科
内視鏡センター
透析センター
職員募集
まめ知識
ユカリア キャピタルメディカ クラーチ・エレガンタ本郷 クラーチ溝の口 クラーチファミリア佐倉 クラーチメディーナ千葉
 
医療法人社団玲瓏会金町中央病院 
〒125-8588
東京都葛飾区金町1-9-1
TEL/03-3607-2001(代表)FAX/03-3607-2082
検査のお話
アレルギーとは
 2月あたりからスギ花粉が飛散し始め、花粉症の方は辛い時期に突入しているのではないでしょうか? 花粉症はアレルギーのひとつですが、皆さんはアレルギーについてどのくらいご存知でしょうか。
アレルギーとは?
  そもそも、アレルギーとは一体何なのでしょうか。
私たちのからだには、外部から侵入した異物(ウィルスや細菌など)を排除し、からだを防御しようとする「免疫機能」が備わっています。これが正常に働くおかげで、私たちは病気を予防したり、病気になっても回復したりすることができるのです。
しかし、この免疫が無害なものにまで過剰に反応し、その結果からだに悪影響を及ぼすことがあります。これが『アレルギー』と呼ばれるもので、一言でいえば免疫異常の病気です。
アレルギーの原因となる物質を『アレルゲン』といい、主にダニやホコリ・花粉・食品(牛乳や卵など)・金属・衣類・薬・ペットなどがあげられます。
 
免疫反応の分類
【即時型】
ほんの数分で発症
T型 喘息、蕁麻疹、アレルギー性鼻炎
アナフィラキシーショック、アトピー性皮膚炎
【遅延型】
8〜15時間後に発症
U型
 
V型
薬物アレルギー、自己免疫性溶血性貧血
重症筋無力症、不適合輸血など
血清病の腎炎、関節炎、糸球体腎炎
SLEの腎炎、過敏性肺炎など
【遅延型】
24〜48時間後に発症
W型 ツベルクリン反応、接触性皮膚炎
アトピー性皮膚炎のごく一部
アレルギーが増えている
アレルギー患者の数は年々増加しています。厚生労働省の調査では、全国民の1/3が何らかのアレルギーに悩んでいるとの報告があります。そこまでアレルギーが増えた原因について、以下のようなものが考えられます。
食生活の変化 食の欧米化に伴い、アレルゲンとなる「タンパク質」の摂取量が増加した。
また、肥満によって自律神経のうち副交感神経が優位になり、IgE抗体が
増え、アレルギーが悪化する傾向にあるとも考えられている。
アレルゲンの増加 アレルギーを招く「アレルゲン」の量が昔より増えていて、特にスギ花粉やダニは顕著である。スギ花粉は今後も増え続ける見込みで、また家の中のダニは住環境がよくなったこともあり、30年前の3倍にまで増えている。
環境汚染 ディーゼル車の排気ガスに含まれる化学物質(浮遊粒子状物質)は、体内にアレルゲンが侵入した際、免疫反応を強くする触媒のような働きをすると考えられている。
衛生仮説 「抗菌」という言葉が好まれる現代社会において、乳幼児が感染症にかかるリスクが低下した一方、清潔すぎる環境が免疫機能の発達を妨げ、アレルギーの発症リスクを増加させている…と言う見解。
ストレスの増加 ストレスを感じると、交感神経でアドレナリンが多くつくられる。これはTh1の働きを抑制するため、Th2が優位となり、結果的にアレルギー体質になると考えられている。
※Th1、 Th2 ・・・ Tリンパ球の一種。Th1とTh2はお互いを抑制しあいバランスを取っていますが、Th1が上手く働いていないとTh2が優位になりアレルギーが起こるとされています。
アレルギーの検査の具体的内容
(1) 本人または、家族にアレルギー体質があるかどうか。
  アレルギー体質は遺伝し、範囲も比較的広いので、家族だけでなく四親等以内の親族についても調べます。
(2) 既往歴
  アレルギー疾患は一定の条件の下で症状が起こるので、その症状が過去にも 同じ状況の下で起こったかどうかも調べます。
(3) 血中免疫グロブリンE(IgE)・IgE抗体の測定
  アレルギー疾患はIgE抗体がアレルゲンと反応することで引き起こります。
よって、IgE抗体の検査をします。IgEが正常よりも増加していれば、アレルギー疾患である可能性が高いと考えられます。
また、ある種のアレルギーの原因物質に対するIgEが検出されると、アレルゲンを特定できます。この測定には、主にRAST法などの血液検査が用いられます。
この他、アレルギー体質の人は白血球の一種である好酸球が増加していることも多いので、好酸球の測定も行います。
(# RAST法:IgE抗体の血液中の濃度を測定する血液検査 )
(4) 皮膚反応検査
  アレルゲンを特定するために、疑わしいアレルゲンの溶液を皮膚に垂らして、針で皮膚をはじいたり引っかいたりして染み込ませるテストや、アレルゲンのエキスを注射する方法で検査します。
(5) 除去試験
  アレルゲンと思われるものを、一定期間断つ方法です。
たとえば、卵が原因と考えられるなら卵を摂取しないで、症状の変化をチェックします。
(6) 誘発試験
  除去試験とはまったく逆で、予想されるアレルゲンを与えて症状をみて、さらに再び与えて症状を観察する方法です。ただこの方法は、患者の負担が大きいので、慎重に行うことが必要です。
   
  このように、アレルギーの主な検査にはいくつかありますが、現在ではIgE抗体の測定と皮膚反応検査が主流となっているようです。
 
もしかしたら、アレルギー?…と思ったら、迷わず検査を受けてください。アレルゲンを特定することは症状の早期改善に役立つだけでなく、治療する上でも重要です。
原因がわかれば対策も立てやすいです。まずは検査をして、適切な治療を受けましょう。
 
2012年2月1日更新 検査科
検査のお話一覧へ戻る

医療法人社団 玲瓏会 金町中央病院
Copyright(C)2009 Kanamachi Central Hospital.All Rights Reserved.