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医療法人社団 玲瓏会 金町中央病院
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TEL/03-3607-2001(代表)FAX/03-3607-2082
お薬の話
身近になった消毒剤
2009年、世界的な流行をした新型インフルエンザの発生以来、抗菌ブームもあり、感染予防のための消毒がとても身近になり、日常的になりました。今は、病院やレストランなどはもちろん、スーパーマーケットや学校でも、手にシュッと拭きかける消毒剤(速乾性手指消毒薬)が置かれています。
ひと昔前は“消毒”といったら、熱湯消毒か、台所で使うハイター®か、傷に使うマキロン®ぐらいでしたが、最近のドラッグストアでは、様々な消毒用の製品が多種売られています。
今回は私たちの身の周りにある消毒剤のお話をします。
◇消毒剤の種類と特徴
○次亜塩素酸ナトリウム (ミルトン®、ハイター®など)
 家庭用に販売されている液体の塩素系漂白剤で、哺乳瓶、食器、非金属器具やガーゼ・包帯等の衛生用品の殺菌消毒に用いられています。ノロウィルスを滅菌できるので、嘔吐物の処理に使用します。また、プール水の消毒にも広く用いられています。金属(とくにステンレス)を腐食させる作用があるので、使用の際には材質にも気を付けてください。また、酸性の製剤と混ぜると塩素ガスを発生するため、取り扱いには注意が必要です。
○ポピドンヨード (イソジン®、ポピラール®など)
 殺菌持続効果が高いので、うがい薬として有名なイソジン®ガーグル以外にも、スクラブ剤(手指消毒剤)、ゲル化剤(塗布剤)など幅広く製品が展開されていて、病院でも手指、手術部位、粘膜などの殺菌消毒に用いられています。ヨードアレルギーの人には使用できません。また、着色するので、衣服には付けないようにして下さい。
○消毒用エタノール
 手指、皮膚の殺菌消毒及び冷蔵庫やまな板などの台所用品の清拭にも用いられています。お酒の主成分と同じものなので、口に入っても安全です。食品の日持ちの向上や防カビの効果もあります。スプレータイプや不織布・清浄綿にしみ込ませたものも市販されています。消毒、殺菌に一番適している濃度は80%です。また、プラスチック、ゴムなどを劣化させる作用があるので、これらへの使用は避けてください。
○イソプロパノール
 消毒用としてエタノールと並び広く利用されています。手指、皮膚の殺菌消毒に用いられています。消毒、殺菌に一番適している濃度は70%です。エタノールに比べ安価ですが、脱脂作用が強いため、手指の消毒に用いた場合はカサカサしやすくなり、手荒れの原因になります。
○塩化ベンザルコニウム(オスバン®、ウェルパス®、ヂアミトール®など)
 塩化ベンゼトニウム(ハイアミン®、マキロン®など)
通常の石鹸とは反対の電荷を持つので、逆性石けんと言われています。
逆性石けん液は手指、粘膜、機器消毒の用途に使われます。細菌には有効ですがウイルスには無効です。また、普通の石鹸や汚れとなる有機物と混合すると、殺菌力が低下するため注意が必要です。
○グルコン酸クロルヘキシジン(ヒビテン®、マスキン®など)
 病院などでは手指、皮膚などの殺菌消毒に広く用いられています。細菌には有効ですがウイルスには無効です。一般には本剤含有の軟膏、液剤などが市販されています。
殺菌力や対象となる微生物の幅の広さで言ったらエタノールやイソプロパノールなどのアルコール製品とポピドンヨード製品が抜群です。しかし、アルコール含有の製品は刺激性が強く、粘膜への使用や対象物を変性させてしまう事があります。一方、粘膜にも使用できて刺激の少ないポピドンヨードは着色してしまうのが欠点です。
◇速乾性手指消毒薬の特徴と使い方のポイント
 手洗いは、通常普通の石鹸で30〜60秒間、手の全体を丁寧にこすり、よく水で洗いながさなければならないのですが、実際にはなかなかその時間がかけられないこともあります。そんな時に手軽に消毒できるのが、速乾性手指消毒薬です。冒頭で少しふれましたが、公共施設の入口付近でよく見かけますよね。当院でも、ベンゼットラブ® 消毒液やヒビスコール®Sジェルといった製品が、受付・診察待合室・病室・ナースステーションといったあらゆる場所に置かれています。
ベンゼットラブ® 消毒液は塩化ベンザルコニウムとエタノールとの混合、ヒビスコール®Sジェルはグルコン酸クロルヘキシジンとエタノールとの混合製品で、作用の異なる二種類の消毒剤によって相乗的な殺菌効果を得られます。保湿剤が含まれているので、手荒れをおこしにくいのですが、アルコールに敏感な人や手にキズがある時には使えません。
使い方のポイントですが、消毒剤を手にスプレーした後は両手をよくこすり合わせて、全体に広げながらしっかり乾くまですり込みましょう。目に見える汚れが手についている時は、先に水や石けんで汚れを洗い落としてから消毒剤を使ってください。
しっかり洗浄して消毒薬の効果を十分に発揮させましょう。
消毒剤は、適正な濃度がそれぞれにあります。濃すぎても薄すぎても効果はおちてしまいます。
使用方法をよく読み、正しく消毒剤を使って、より安全で効果的な感染予防をしていただけたらと思います。
 
2012年2月 薬剤科
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